1月29日日曜日13時30分川口緑化センター3階にて、川口緑化センター、川口農家組合連絡協議会主催の「川口の緑で街を創るVOL2「農業は文化だ!農業はアートだ!緑を考えるワークショップ」に行ってきました。主旨は首都近郊で植木や野菜の畑が残る川口がこれらの緑をいかに生活や未来に活かしていくかを考えるワークショップ」との事です。
パネリスト
コーディネーターは元東京大学先端技術研究センター客員研究員岩崎敬氏。
パネリストは美術家の岡林里依氏、川口緑化産業連合会長山岡孝氏、㈱アライ取締役会長新井俊雄氏、フードコーディネーター・だしダイニング楓オーナー田口舞純氏、ISHII FARMの石井美咲氏です。
パネリスト全員が当会に関わりある方々なので、ディスカッションも身近に感じました。殊に石井美咲さんはお父さんが当会野菜部で、脱サラして父の稼業を手伝いSNSでの情報発信などその活躍が多くのメディアに取り上げられています。農業を守るのは後継があってこそなので農家女子美咲さんの活躍は嬉しい限りです。
(石井親娘の野菜展示。左は父、右は娘の野菜。敢えて箱を分けることで違いを出しています。右の方はオシャレですね。)
議論の要旨
石井さん「新規就農の難しさを感じます。土地問題、農具の貸与、アドバイスなど新規参入のための制度やコミュニティが必要」
田口さん「店で石井さんのスティックセニョールや川口産の柚子を使った柚子大根を出したところ非常に喜ばれた。飲食店が積極的に地元野菜をPRすべき」
新井さん「川口の飲食店は約2千軒ある。それらと組めば川口農業の課題解決につながるのでは?」
山岡さん「農地が維持されるよう行政も取り組むべき。そうでないと新規参入も出来ない。子供たちに農業に触れる教育が必要。川口は小さい農業の利点を生かすべき」
(資料の川口農業ブランド。当会員の農作物が多数選ばれています。)
パネリストの質疑の後、参加者からも意見が百出し熱い議論が交わされました。あらためて関心の高さを実感しました。
(当会野菜部長の江原さんちの人参がアートに!(笑))
最後に岩崎さんより「次回はそれぞれの取り組みの成果を報告できる会にしたい」と次回開催を誓って御開になりました。
出口でISHII FARMさんより採れたてのネギをいただいました。美味しゅうございました。
以上報告でした。