伝えたい、残したい 神根ことば 【地域の文化遺産】
方言「神根ことば」があった!?【川口市】
懐かしい、味のある表現がおもしろい『神根ことば』
いんぎん | インゲン豆 |
おかま | がまがえる |
けつぬけ | ドアをしめない |
ガシャガシャ | クツワムシ |
きごんなんね~ | どうにもならない |
当会メンバーは、地元民が多いです。
集まると「きごんなんね~」「こさえる」「おっぺす・・・」???
などなど、独特の訛りの方言が聞こえてきます。
どうしても解らない言葉のときだけ聞き返したりすると、
「○○さん、どこの人ーっ?」
と返されます。
2度は聞けないです・・・そう、きっと同じ経験の人もいるはずです。
その後に正確に伝えなくてはならないときには、自身のこころの翻訳をしてみます。
でも間違った解釈で次の相手に伝わってしまうのはやはり不本意なので、何か良い方法を探していました。
そんなとき、「神根ことば」を集めたものがあるという情報が。
手に取ってみると、とても見やすい冊子が、いつのまにやら完成していました。いったい誰がこんなわかりやすいものを?!
なるほど、分かりやすいはずです。だって神根の人が作ったのですから。
この冊子はまちづくり協議会の地元メンバーが、それぞれ情報を出しあって協力して作った手作り方言集です。
結構な数の方言は訳され、整然と並び、それぞれの言葉には意味がありユニーク。
地域ではすでに方言を使う人は少なくなり、神根ことばは消滅の危機にあります。文化遺産として地元の方言を大切に残していきたいです。
とてもわかりやすくまとめられていますので、PDFを神根言葉辞典として利用してみてください。
代々この地で暮らしている地域の人と、一歩近づいたコミュニケーションがとれること間違いなしです。
※『神根言葉』とは、おもに川口市神根地区で使われた方言で、この地ならではの産業風土に基づく言葉が含まれています。