
6月14日、秩父・横瀬にまちづくり会員が視察旅行に行ってきました。
棚田保全と地域住民の関わり方、
地域資源を活かしたまちづくり、
観光と農業の共存モデルとして、学べきことがたくさんある地域の取り組みを見て体験してきました。
武甲山を背景に広がる棚田の風景は、まさに日本の原風景と呼ぶにふさわしく、手入れの行き届いた水田が山裾に段々と連なる様子は、心を打つ美しさがありました。

埼玉県内最大級の棚田と言われ、全体面積約5.2haのうち約4haが水田(約250枚)として利用されています。

7月5日(土)には601個のかがり火とホタルが舞う「ホタルかがり火まつり」が開催されます。

秩父盆地の東部に位置する寺坂棚田は、鎌倉時代から開墾されていました。

晴れていれば背景に武甲山が見えたはずですが、この日はあいにくの天候で残念・・・

株式会社ENgaWAが運営する横瀬駅直結の観光案内所を併設した地場産食材のお食事処です。

秩父地方のテッパン、豚肉の味噌漬けドンブリ。ご飯がすすみます。

地場産野菜を添えた、まいんちカレー。

まいんちカレーは、毎日食べても飽きない懐かしい味の家庭風のカレーです。セットで大満足♪

地場産食材の加工品が多数販売されています。

株式会社ENgaWAが運営する、地域の食材にこだわった新商品開発と提供拠点。


ENgaWAプロジェクトマネージャー、横瀬町役場連携推進室長の田端将伸氏に横瀬町の現状、これまでの取り組み等を小雨の中解説いただきました。

続いてエリア898を案内いただきました。使用しなくなったJAの施設をリノベして、誰でも自由に使用可能なオープン&フレンドリースペースとして2019年4月オープン!

地域おこし協力隊を中心に運営しています。


「ShopBot」ショップボットを使用してCADソフトのデータを基に主に合板を切削加工しています。

放課後毎日30名以上の子どもたちが利用しています。
壁面ボルダリング、家具はTATE Lab.が作成。

日本財団「子ども第三の居場所」の助成を受け、子どもたちの学びの選択肢として2022年オープン。

西武鉄道芦ヶ久保駅隣接の「道の駅あしがくぼ」で休憩&買い物をし、帰路につきました。
今回の視察では、地域の団体や行政が連携して行っている活動や、世代を問わず多くの人が関わっている点に多くを学ぶことができました。
また、民間や若者、移住者のアイデアを地域づくりに活かす柔軟な姿勢に感銘を受けました。
農業の担い手不足が全国的な課題となる中、横瀬町のように地域資源を守りつつ、人と人をつなぐ仕組みを育てていく取り組みは、他地域にとっても大きなヒントになると感じました。今後の活動に活かしていきたいと思います。