大麦の脱穀作業をしました。みんなでクラフトビールづくり【川口市】
前回までのお話
「すべて埼玉県産の材料でクラフトビールづくりをしたい」
という目標で大麦収穫から醸造までクラフトビールづくりの過程を紹介しています。
西川口の「GROW BREW HOUSE」の岩立醸造長率いるクラフトビールチームは、行田にある「はせがわ農園」にて手刈りで大麦収穫をしてきました。
その後、収穫した大麦を川口市神根の農家に運び、乾燥させるため麦を並べ設置、1日がかりで第1弾の作業を完了いたしました。
初の試みにもかかわらずスムーズに作業を無事終わらせることができました。
今回のお話
乾燥設置した大麦でしたが、第2弾の作業の前日雨に降られるという事態が発生。
取り敢えず、トラックに乗せ雨を避難しました。
後日、岩立醸造長はじめとするクラフトビールチームが、引き続き川口市の農家で脱穀作業を実施しましたのでご報告いたします。
ネコバス化した、トラックに積まれた大麦。これらを脱穀していきます。結構、量ありますね。
クラフトビールチームが各作業場で。それぞれが、それぞれに手作業開始してます。なんだか楽しそう。
ちなみにビールづくりは初めての素人集団です。
おー なかなか軽快な音がしてるじゃないですか。大正時代のレトロな農具が復活です。
「足踏み脱穀機」
踏み板を踏むとクランクによって回転します。
麦穂を一把持ち、穂先を扱胴に当てて、回しながら脱穀します。
束ねる係。地味に大事な作業です。
次々と脱穀していきます。手つきも慣れてきたでしょうか・・
昔の人たちはこうやってたんでしょうね。根気がいる作業です。
この道具初めて見た人も多いのではないでしょうか。日本古式の脱穀用農具です。
「千歯扱き」
鉄の歯の隙間に麦の穂先を入れて、引き抜くと籾だけが落ちるという仕組みになっています。
歯が多くあるから千歯扱き。歯の数は19本、23本、25本で奇数が一般的だそうです。
束ね係、その2。
見よう見まねでやってみます。お手伝いえらいね。
「こういうやり方もあるんだよ」
はい、ベテランの登場。農家のおばあちゃん。
びんで何度も叩いて籾殻を分離します。流石、手慣れてるなぁ。
次々と新たな農具登場。とにかく色々やってみます。
脱穀した麦についているゴミや籾殻を取り除く道具として使います。
みんなで収穫した麦です。一粒も無駄にしないように気を付けます。
ゴミや籾殻をふるいにかけて取り除きます。少しづつ大麦が集まってきました。
美味しいビールのために頑張ります。
おー きれいになりましたね。袋いっぱいになるには、あとどれくらいかな。手間暇かかってまーす。
人力で風でとばすって方法もやってみます。もうね、いろいろ試行錯誤するんです。
「ダメだ。見てらんねぇ・・・」
はい、ベテラン登場。
若者たちの初心者マーク作業を見て、居ても立っても居られず当会会長参加。笑
ということで、本日も丸1日かけて脱穀作業終了。
暑い中、マスクをしての作業本当にお疲れさまでした。
結果は3袋、60キロ大麦を取り出せました。
老若男女が集まって、大麦の脱穀作業なんてなかなか珍しいですよね。とても元気が出る光景でした。
これは、なかなかの充実したクラフトビールが期待できそうです。
次回の手刈り、手作業でクラフトビールづくりの第3弾「大麦が美味しいクラフトビールになりました。」
もホームページでご報告していきたいと思います。
お楽しみに。